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- コーポレートブランド
人間における「個性」の多くは、当人の「コミュニケーション」によって構築されます。
それと同じように、企業における個性、すなわち「コーポレートブランド」の多くの部分は、その企業の「コーポレートコミュニケーション」によって構築されます。
ここにおいて、コーポレートコミュニケーションは手段であり、コーポレートブランドは目的であると言えます。
コーポレートブランドとは、経営者の志やビジョン、社員の持つ価値観や行動様式、社風や企業風土など、企業を表現する内面的なものを土台にし、それらに対して外部のステークホルダーが感じている企業イメージや企業への期待や要請などで構成されています。
言い換えると、その企業「らしさ」を指しています。
コーポレートブランドは、製品やサービスにつけられているプロダクトブランドの集積物ではなく、企業という単位で推進される全く別のものです。
プロダクトブランドは、それが不振の場合に廃番が可能ですが、コーポレートブランドは、その企業が存続する限り消えることはありません。つまり、そこには永続性があり、企業にとっては大変重要で高貴なものと言えます。
対外的、対内的な手段としての2つのコーポレートコミュニケーション活動を通じて、コーポレートブランドのイメージを高めることが、企業経営の目的の1つといっても過言ではないでしょう。