社内コミュニケーションを促進する「マグネットスペース」とは?

マグネットスペースというのはリフレッシュスペースや喫煙所など「人が自然にあつまるような場所」のことです。
マグネットスペースは必ずしも「休憩室」や「会議室」でなければならないわけではありません。

たとえば、トイレやエレベーターなど、人が必ず通る導線上にコーヒーサーバーを置いたり、プリンターが設置されている場所に社内掲示版を設置するなどしてマグネットスペースを作ると、帰り際の人とコーヒーを買いに来た人がたまたま出会って、コミュニケーションが生まれ、そこにコミュニケーションハブができます。

「最近忙しいの?」「今日の服、おしゃれですね」など、ちょっとした会話を生み出すことは、他の部署の動向を知ったり、上司と部下の距離を縮めるきっかけになったりします。
ちょっとした工夫で、こうしたスペースを有効活用できるようになるので、一度自社にあてはめて考えてみてはいかがでしょうか。

例:カフェスペースの設置

スペースが少ない会社でもおすすめしたいのが、ちょっとしたカフェスペースを作ることです。
休憩がてら、コーヒーを注ぐついでに通りがかる人と話をしたり、リーダーが「休憩しよう!」と部下に声をかけて集まったりすることで、業務よりもラフな会話を増やすことが出来ます。
棚などにサーバーを置き、2、3個椅子を置くだけでも社員が集まるスペースになります。

カフェスペース
http://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=55957

小さな工夫が社員間のコミュニケーションを増やす【働きがいを生むオフィス】JTBモチベーションズ:JIN-JOURより

例:コピー機に拠点中継のモニターや掲示板を設置

どんな企業でもマグネットスペースとなりやすいのはコピー機前。プリント待ちの間や、印刷物が重なった場合などに自然と会話が生まれる場所です。さらにここに一工夫するということで、各拠点を繋ぐモニターを設置しています。
コピーを取りに通りがかるたびに、離れた場所で仕事をしている仲間が頑張っている姿を見てモチベーションを上げたり、ビデオ電話で手を振り合ったりすることで、「同じ会社で働いている」一体感が生まれます。
また、掲示板を設置している企業もあります。会社のイベントの開催予定や、社内報を掲示すると、そこに滞在する時間が長くなり、会話が生まれやすくなるためです。

マグネットスペース

http://ameblo.jp/designers-office/entry-11954876394.html

上記のものから、さらに一歩踏み込みたい場合はリフレッシュスペースやミーティングスペースの環境を充実させることがコミュニケーションの活性化に効果があります。

近年、リフレッシュルームやミーティングスペースを作ることに力を入れる企業が増えてきました。コミュニケーションの重要性が注目される中、社員がリラックスしながら会話を楽しんだり、肩肘張った会議ではなくアイデアを出し合う打ち合わせを行う必要が出てきたからでしょう。

社内の温かく豊かなコミュニケーションは、ほんの小さな創意工夫で生み出すことができます。あなたのオフィスで、コミュニケーションを見直す参考にしてみて下さい。

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